Web屋をやっていると、ローカルでサーバを構築すると、なにかと便利な場面が多いです。そんなときに便利なMAMPの使い方を紹介します。
MAMPとは
MAMP(マンプ)とは、Macで簡単にローカル環境でサーバを構築できる無償のソフトウェアです。Apache、MySQL、PHPがひとセットになったようソフトです。WordPressやPHPのウェブアプリケーションなどを、簡単にローカルでテストすることに向いています。
WindowsはXAMPP、MAMPでは対応しきれないという方はVagrantなどの選択肢もあります。
MAMPのダウンロードとインストール
MAMPを公式サイトからダウンロードします。
ダウンロード後、インストールします。
MAMPの設定
起動すると、次のような画面が表示されます。
「サーバを起動」を押下すると、サーバが起動します。そのあと、真ん中の地球アイコンを押下してページが表示されれば成功です。
MAMPのドキュメントのルートフォルダを変更
さきほどの画面で、次のように進んで設定します。
「設定」 → 「Webサーバ」タブ → 「ドキュメントのルート」
とりあえず作ったPHPを動かしたい程度でしたら、ここまでの設定で十分です。
MAMPで2つ以上のサイトを管理する
リンクがすべて相対パスのサイトであれば、適当な名前のフォルダを作れば問題ありません。しかし、/
から始まる絶対パスを使うサイトをローカルで複数構築する場合、設定ファイルに少し追記する必要があります。
httpd.confのファイルを編集します。
/Applications/MAMP/conf/apache/httpd.conf にあります。
# Virtual hosts #Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
上記の記述を探し、Include
先頭の#
を削除してコメントアウトを解除します。
次に/Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf
を開いてください。
ファイルの一番下に、以下のように記述します。
Listen 8001 <VirtualHost *:8001> ServerName localhost DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/hoge/" ErrorLog "logs/hoge.log" </VirtualHost>
これで、http://localhost:8001/
にアクセスすると、DocumentRoot
に設定したディレクトリのファイルが表示されます。
あとは、このポート番号8001を、8002などに変更して増やしていけば、ポート番号を変更するだけで複数のサイトをテストできます。